「ルパン三世」の峰不二子をされていた声優の増山江威子さんが、
5月20日に亡くなられていたそうです。
増山江威子さんの声優としての魅力は、女性らしい優しさが
感じられるのに、かっこ良くもある点だと思うのですが(当然、
役柄によって、優しさ、可愛らしさ、格好良さのバランスは、
変えられています)、生まれ時間が分からないながらも、その
ような魅力は、こういうアスペクトが中心にあるのかなという
ものが正午計算でも読めるのでアップしています。
１，水星と火星と海王星
生まれ時間が分かれば、アングルや月を初めてとする感受点や
天体とのアスペクトもあるかも知れませんが、１０天体の中で、
水星と火星と海王星がアスペクトを持っています。
水星と火星がコンジャンクションで海王星が、トラインに
なっています。
これに小惑星やキロン、金星等もアスペクトを持っているので、
実際には、かなり複雑な働きや魅力を生み出していることになります。
声優として働く時に、前に出て来ると言うか、必ず作用するのは、
火星ですから、先ず、水星、金星、海王星の組み合わせで考えると
情感を込めることが得意であるキャラクターであることが分かります。
しかも、それが、案外、スッと抜けるので、仕事として役になり切っても
そこに埋没せずに、他の役にも気持ちを振り分けることは、比較的容易
だったと読むことが出来ます。
このようなタイプの人の気持ちが周囲の人間関係だけに向けられると
持て余してしまうところがありますが、声優は、このような資質を
非常にポジティブに活かせる天職だったのでは、ないでしょうか。
少なくとも増山江威子さんの魅力にはまった人は、大勢いたと思います。
２，金星、火星、海王星
増山江威子さんが、長年、声優を継続される中で、当然、トレーニング
と言うか、努力されたり、経験を重ねることでスキルアップされたと
想像するのですが、海王星は、金星とインコンジャンクトになっています。
インコンジャンクトは、訓練のアスペクトですし、金星、火星、海王星の
組み合わせは、感性が豊かで表現が必要とされる分野で才能を発揮する
ことが出来ます。
今回、二つの組み合わせだけを取り上げましたが、どちらにも共通して
言えるのは、峰不二子のようなキャラクターの天体の組み合わせだと
言えるところです。
私生活は、一切存じ上げませんが、峰不二子のキャラクターが輝いたのは、
増山江威子さんの持つキャラクターと重なる要素があったからだと思います。
このような資質を芸術活動等で活かせる人は、活かすことが出来て、
本当に幸せだと思います。
一休さんの母親の役もされていましたし、良い母親(女性)の役も魅力的に
こなされていますが、増山江威子さんと峰不二子は、本当に運命のような
出会いだったのかも知れません。