ダーナ神族ヌアザの復活した片腕のタロット占い

ダーナ神族ヌアザの復活した片腕

フィル・ボォルグ

1枚目のカード

吊られた男の正位置

1枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を表しています。

本来、有るべきものがない意味を持つ吊られた男のカードです。

フィル・ボォルグとの戦いで勝利したものの、片腕を失うことで

王の資格を失ったダーナ神族ヌアザは、一族のために私心を捨てて

尽くそうとした(吊られた男の正位置・1枚目の動機のカード)と

読むことが出来ます。

2枚目のカード

コインのキングの逆位置

2枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。

これまでの王としての経験とプライドがあるので、ブレスの存在を

見過ごすことは、出来ない(コインのキングの逆位置)と読むことが

出来ます。

3枚目のカード

ソードの1の逆位置

3枚目のカードは、2枚目のカードの先の状態を表しています。

五体満足でなければ、王ではいられないというケルトの掟に

従って、戦いで片腕になったヌアザは、王位を去りましたが、

ダーナ神族のためにという気持ちが芽生えたからこそ(1枚目の

吊られた男の正位置)、腕が復活した(「1」ソードのカード)と

読むことが出来ます。

復活したと書きましたが、これまでと全く同じものではなく、

新しいもの(「1」のカード)と読むことが出来ます。

神話的にも墓に埋めたヌアザの腕をミアハが掘り出し呪文と

共に繋ぎ合わたのですから、魔術によって再生した新しい腕

(ソードの1の逆位置・誤った科学技術=魔術)と考えて良い

かも知れません。

4枚目のカード

コインのクイーンの逆位置

4枚目は、ヌアザの対策カードになります。

コインのクイーンのカードですから、ヌアザは、援助してくれる

存在としてミアハを得たと読むことが出来ます。

ヌアザは、片腕を失ったことで、それまで持っていた権力や

財産等について考えたことでしょう(コインのクイーンのカード)。

ヌアザは、ミアハの援助を得たことが対策内容になります。

ミアハの父親であるディアン・ケヒトに義手を作ってもらうだけに

留まらなかったのが良かったと言えます。

5枚目のカード

カップのナイトの正位置

5枚目のカードは、ミアハの本音部分を表しています。

ミアハは、ヌアザの腕を復活させることで実現したい何かがあった

(カップのナイトの正位置)と読むことが出来ます。

6枚目のカード

ワンドのクイーンの正位置

6枚目のカードは、ヌアザの本音部分を表しています。

王として今の国の現実(暴君ブレスの行い)を理解している(ワンドの

クイーンの正位置)と読むことが出来ます。

7枚目のカード

カップのキングの正位置

7枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。

腕が復活したことで王の資格を得た(説得力のカップのキングの

正位置)と読むことが出来ますが、ここで注意深く読みたい

ポイントは、このタロット占いの中心となる2枚目のカードが

ワンドのキングのカード(しかも逆位置)だったことです。

意思の力で、何もかも倒して来た性格から、本当に慕われる

王(カップのキングの正位置)になったのかも知れません。

この後ヌアザは、暴君ブレスを王位から降ろすことに成功します。

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