お茶目な美しい人のワンドの1と重い内容のワンドの1

美しい人とワンドの1のカードを考える時に思い浮かぶのは、

私たちがあまり知り得ないこと、もっと言えば、美しい人

自身も生前は気付かなかったような美しい人の心の中だけで

起きていたことについて伝えてきている可能性です。

何故かと言うと、このワンドの1というカードは、積極的に

周囲の環境と違ったことをしようとする無意識レベルの

動きを表しています。

美しい人は、かなり意識的に周囲に対して優しく

あろうと努力されていました。

もちろん、それほど務めなくても善意の人(太陽と

バーテックスのトライン等のアスペクト)なのですが

常に他者に配慮することを心がけていたように思えます。

そのような三浦春馬さんにとって敢えて波風を立てて

自分自身の存在を際立たせるようなワンドのカードを

自分自身だけのために使う機会は、なかなか持てなかった

のではないでしょうか。

もちろん子供の頃は、好きな子にちょっかいを出すような

お茶目なこともあったかも知れませんが、ワンドの1の

カードの本質は、まさにこのようなやんちゃにあります。

別に変わったことをしようと思っているわけではないのに

知らない間にそれまでと違ったことをしたり、周囲の他の人が

やらないような変なことをして無意識に誰か(周囲の人)の気を

引こうとしてしまうことにとても似ています。

自分自身も何でそのようなことをしているのか自覚が

ありませんから、ワンドの1の段階の衝動性はその時だけ、

一時期だけで終わってしまう傾向があります。

大人になった美しい人にもけっこうユニークなエピソードが

あるのを皆さんもご存知と思いますが、そのようなものが

ワンドの1のカードで完結することです。

美しい人とのスピリチュアルな対話が平和で他愛もない

内容であれば、そのような思い出話や楽しく感じたエピソード

かも知れません。

前後のカードや受け取ったイメージが重い内容の場合

何かを動機にして美しい人の心にこのままこの環境に

居てはいけないという無意識の衝動が起こって(ここまでが

ワンドの1のカード)、そのような感じ方が確実に育っていって

計画性を伴うような情熱に育っていく場合もあります。

しかしこれはワンドの1のカードの表す領域を超えていますから

その時に引いた他のカードと併せた解釈になります。

つまり何かしら新しい情熱が湧き上がってきて、それが

確実に育っていった状態です。

美しい人の場合であれば、20歳くらいの頃に俳優を辞めて

農業をしたいと感じた時や2020年の独立への具体的な

準備が三浦春馬さん自身から周囲の環境から離れて意図的に

それまでと異なる主張をしようというところまで

気持ちが盛り上がったことではないでしょうか。

ややこしいことですが、タロットカードの気持ちを表す

小アルカナのカードには、カップのカードがあります。

カップは周囲の環境に溶け込んだものですが、ワンドの

カードは、それまでと異なるものを持ち込みます。

ですからほとんどは、消滅します。

自分自身が面倒になって止めてしまうこともありますし、

周囲の人が反対することもあるでしょう。

育ってしまえばそれまでとは、異なる存在になります。

ワンドの1のカードは、まだ何となく思っただけのかなり

無自覚なカードですから、このカードだけに限れば美しい人

の他愛ないお茶目な気持ちが表れたと解釈すれば良いと思います。

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