それは、愛なの?(凛のタロット占い)

1枚目のカード

コインの4の正位置

1枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を

表しています。

1枚目の「4」のコインのカードと2枚目のワンドの

カードを併せて読むと、凛は、凜が生きている世界の

決まり事の中だけで生きていると読むことが出来ます。

そして凛は、そのような状態のままで、凜が生きている

世界をコントロールしたいと願っているのかも知れません。

言い方を変えれば、凛は、凜が生きている世界(花音)の

中で居心地良く生きていければ、それで良いのです。

凜が生きている世界を改変したり、飛び出す気は、まったく

ありません。

凜は、花音(凜が生きている世界)に愛して欲しいのでしょう。

これは、当然のことかも知れません。

凛の体の境界線と凜が生きている世界を作り上げている無数の

線は、同じ材料を使っているだけではなく、繋がっています。

しかし、凜は、花音(凜が生きている世界)を他者だと

感じていました。

凜は、凜が生きている世界で幸せになるために、必要な利益を

確保しなければならない(コインの4の正位置)と思っていました。

言い方を変えれば、凜が、凜が生きている世界を他者だと感じ

始めたきっかけは、凛が必要とするだけの豊かさが花音(凜が

生きている世界)から与えられなくなったからということでしょう。

2枚目のカード

ワンドの2の正位置

2枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。

ですから、凜は、最初から、凛の生きている世界(花音)から、

はみ出していくことなんて、これっぽっちもあり得ないこと

だったのです。

しかし、凜は、凜が生きている世界(花音)で、必要なものを

確保しなければなりませんでした。

もしかしたら、凛の生きている世界は、最初から何かが不足

していたのかも知れません。

それでも花音(凜が生きている世界)は、何とか凛に何かしら

与えていたのかも知れません。

どちらにしても、凜は、凛の生きている世界(花音)に、

留まったまま、必要なものを得る必要がありました(1枚目の

コインの4の正位置)。

凜は、次第に凛の生きている世界をコントロールするために、

事を荒立てるようになっていきました(ワンドの2の正位置)。

凜は、花音(凜が生きている世界)をコントロールしなければ、

凜であることが不可能になっていったからです。

凜は、自分自身は、花音(凜が生きている世界)ではないと

思っていましたが、花音(凜が生きている世界)は、凜は、

自分自身の一部だと信じていました。

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3枚目のカード

カップの10の逆位置

3枚目のカードは、2枚目のカードの先の状態を表しています。

凛が凛の生きている世界の中で、事を荒立てることで(この

タロット占いの中心となる2枚目のワンドの2の正位置)、

凜は、花音(凛の生きている世界)について、急速に詳しく

なっていきました(カップの10の逆位置)。

凛の生きている世界(花音)は、もう、ほとんど限界を

迎えていました(カップの10の逆位置)。

既に花音(凜が生きている世界)には、深い亀裂が走っていて

修復不可能でした。

凜が生きている世界と花音は、ほとんど同じですが、完全に

同一とも言えないものです。

花音は、凜が生きている世界として存在出来ないくらい、

見えない亀裂が深く走っていました。

どのような亀裂なのか、それは、一つなのか、二つなのか?

凜には、まったく分かりませんでした。

凜は、凜が生きている世界(花音)と密接に繋がっているのに、

繋がっているはずなのに、花音から何かが欠けることで、凜が

生きている世界と花音は、乖離していったのかも知れません。

凜は、凜が生きている世界が続いていくことを信じていましたし、

それが、当然だと思っていましたが、凛の生きている世界

(花音)は、凛が生まれた時から、少しずつ剝がれていたのかも

知れません。

4枚目のカード

ソードのキングの正位置

4枚目は、凛の対策カードになります。

凜は、必要な利益を確保するために、思い切った決断を

することが必要でした(ソードのキングの正位置)。

5枚目のカード

ソードの7の正位置

5枚目のカードは、花音(凜が生きている世界)の本音部分を

表しています。

もう凜が生きている世界(花音)でいることは、難しい(ソード

の7の正位置)と感じていました。

6枚目のカード

ワンドのキングの正位置

6枚目のカードは、凛の本音部分を表しています。

凜の中で次第に絶対的な意思(ワンドのキングの正位置)が

育っていきました。

それと比例するように、凜が生きている世界(花音)は、

何かがぽろぽろと剝がれていきました。

7枚目のカード

恋人の逆位置

7枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。

凛と花音(凜が生きている世界)は、協力することは、出来ない

のかも知れません。

言い方を変えれば、凛と花音(凜が生きている世界)は、協力

すべきなのかも知れません(恋人のカード)。

それでも凜の資質は、凜が生きている世界(花音)に引き出されて

花開いて行くことになります。

花音(凜が生きている世界)にとって、相応しい何か、誰かは、

凛だけでは足りなかったのかも知れません(恋人の逆位置)。

凜も花音(凜が生きている世界)も自分自身の意思で幸せになる

ためには、何かが、誰かが足りなかったのかも知れません。

凛は、それを愛だと呼びました。

花音(凜が生きている世界)も、かつて、それを愛だと

呼んでいました。

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