１枚目のカード
月の正位置
１枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を
表しています。
凛は、凛が生きている世界(花音)について、重要なことを
忘れているのかも知れません。
それは、ザリガニとして、凛が生きている世界(花音)に
ある池の奥底で眠り続いています。
眠っているのは、凛が生きている世界(花音)の一部であり、
ザリガニは、ザリガニの世界(何処かに繋がっている池)
で生きています。
ザリガニは、凜の価値観を変えようと、池の奥底で虎視眈々
と狙っていました。
夜な夜な凜が眠りに付くと暗い池の底から浮上し、花音が
いない凛が生きている世界からノックし続けていました。
凛が生きている世界は、花音(凛が生きている世界)であって、
花音がいない凛が生きている世界とは、異なります。
ザリガニは、壁越しに凜の意識をノックしていました。
凛が生きている世界(花音)を守る2匹の犬は、凜に危険を
知らせるために吠えています。
花音(凛が生きている世界)は、凜を覚醒させたくありません。
花音(凛が生きている世界)は、凜を独り占めにしたいのです。
凛は、花音(凛が生きている世界)に受け入れてもらえる自分
になることを望んでいましたから、凛は、未知なる存在
であるザリガニに自分自身を明け渡すことを望んでいません。
ザリガニは、凜が、望まない限り、二度と人間に戻ることは、
なく、今日も、森の中の真っ暗な池の底に帰っていきます
(月の正位置)。
２枚目のカード
皇帝の逆位置
２枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。
人間だったはずのザリガニは、壁越しに凜の無意識を叩くことで
何かを伝えようとしていますが、凛が生きている世界(花音)を
守りたい凜は、ザリガニを退けます(皇帝の逆位置)。
しかし、人間だったザリガニを退けることで、凜は、何度も
難しい事態に遭遇することになります(皇帝の逆位置)。
凜が上を向くと周囲の人に可愛いと言って愛され、下を向くと
恐れられ嫌われるのは、人間だったザリガニを受け入れるのか、
受け入れないのかに、かかっているのかも知れません。
当たり前のことですが、凜は、凛が生きている世界(花音)が
大切ですから、良く分からない人間だったザリガニを、受け
入れるなんてことは、あり得ません。
しかし、それでも人間だったザリガニは、凜に何かを伝え
伝え続けます。
これまでも、これからも、ずっとです。
そして、凜は、これからも、ずっと人間だったザリガニを
無自覚に拒否し続けます。
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３枚目のカード
ワンドの１０の逆位置
３枚目のカードは、２枚目のカードの先の状態を表しています。
凜は、凛が生きている世界(花音)を守るために、無謀なことを
試みることで失敗することは、望んでいないのです(ワンドの１０
の逆位置)。
人間だったザリガニが、凜に気が付いてもらう試みこそが、
無謀なのかも知れません(ワンドの１０の逆位置)。
言い方を変えれば、凛が生きている世界(花音)は、凜が花音(凛
が生きている世界)を受け入れたところから進むことはありません。
凜は、なんだか楽しくないと感じています。
それは、次第に凛が生きている世界(花音)の色が褪せていくから
かも知れません。
凜は、とても魅力的な女の子でしたが、昔撮ったポートレートの
ように、次第にセピア色になっていきました。
それは、凛が生きている世界(花音)から、色が少しずつ抜けて落ちて
いっているからに他なりません。
花音がいない凜の生きている世界から、夜な夜なやって来る人間
だったザリガニは、真っ赤でした。
「凛が生きている世界に色を与えにやって来ているのかもよ」と
カッコーが鳴きました。
それを見ていた誰かは、中身のないカッコーだと思いました。
４枚目のカード
法王の逆位置
４枚目は、対策カードになります。
人間だったザリガニが花音がいない凛が生きている世界に
近づいて来るのは、本能的なものかも知れません(法王の逆位置)。
別に何らかの考えがあって、花音がいない凛が生きている世界に
近づいているのではない、そんな気がすると誰かが言っています。
５枚目のカード
カップのキングの逆位置
５枚目のカードは、凛の本音部分を表しています。
理想的な愛を得られるはずだったんだ(カップのキングの逆位置)
「私の正しい幻想」は、何処かに消えてしまったのだろうか？
６枚目のカード
カップの１の正位置
６枚目のカードは、人間だったザリガニの本音部分を表しています。
人間だったザリガニは、凜が凛が生きている世界(花音)に閉じ込め
られる前から、純粋に凜のことを愛しているのかも知れません
(カップの１の正位置)。
７枚目のカード
ソードの３の正位置
７枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。
人間だったザリガニは、凜に対して守りたい約束があるのかも
知れません(ソードの３の正位置)。
言い方を変えれば、ザリガニ(未知なるもの)になることで
花音がいない凜が生きている世界に近付こうとしています。
よく見ると人間だったザリガニは、多く色を持っていました。
人間だったザリガニが、今夜、凜に与えた色
牡羊座・・・失うことを恐れないで。
牡牛座・・・はっきりと伝えて。
双子座・・・ハプニングをチャンスに変えよう。
蟹 座・・・自分の気持ちに正直になって。
獅子座・・・会話を増やしてみるといいかも。
乙女座・・・決めれば叶うかも。
天秤座・・・気持ちは、伝えないと伝わらないかも。
蠍 座・・・今は、手練手管は、なしにしてみて。
射手座・・・今は、強引にならない方が良いかも。
山羊座・・・分かれ道にいるかも、選択する？現状維持？
水瓶座・・・情熱次第かも知れません。
魚 座・・・今は、距離感が大切かも知れません。