第４ハウスにあるサビアン度数蟹座２６度のキロンを例に
書いています。
第４ハウスにあるキロンは、何らかの理由で、父親が
父親らしく振る舞えなくなる傾向を表しています。
それが、積極的に発揮されれば、甘やかしになるかも知れ
ませんし、消極的になれば、まるで子供がいないような
対応をしたり、そもそも積極的に関わろうとしない可能性が
あります。
ホロスコープは、おみくじでは、ありませんから、このような
解説を読んで、「そうなんだ」と決めつけるのではなく、
そのような視点で観察、考察してみると得られるものが多い
かも知れません。
キロンが蟹座であれば、どのハウスであっても、良い母親に
恵まれない可能性があります。
少なくとも、良い意味で普通に大切に育ててくれない母親の
下に生まれた可能性があります。
この配置も母親の性格だけではなく、健康状態かも知れませんし、
人間関係(主に身内、特殊な場合は、恐ろしい教えの知人等)かは、
別にして、ハウスやアスペクト、相性等を読むことになります。
このようなキロンの配置が、サビアン度数蟹座２６度の場合は、
どのように取り組めば良いのか？ということについて書いています。
第４ハウス蟹座、キロン蟹座と一口に言っても、度数で内容は、
異なります。
１２星座占いが当たらないことが多くなるのは、それぞれの
３０度のサインで異なる中身を一括で扱うからであり、気なる人は、
度数まで含めて読むことをお勧めします。
それにハウスやアスペクトを加えると、何かしら役立つ情報を
得られると思います。
さて、サビアン度数蟹座２６度が第４ハウスにある場合は、簡単に
言えば、自分自身である程度、豪華な家を購入して、如何にも裕福
そうな調度品を揃えて暮らすことになります。
今回の例の配置では、キロンが意味する傷を補償する現実としての
機能のための豪華な家と読むことが出来ます。
持ち家が良いのか？賃貸が良いのか？という理屈ではなく、それとは、
別の心の傷を補って磨き上げたものがもたらす癒し(キロンの働き)
としての持ち家のイメージになります。
もちろん、調度品に関しても安物では、バランスが取れないでしょう。
年収の問題が発生するかも知れませんが、それは、個々人のバランス
感覚であって、世の中の物差しが決める豪華さでは、ありません。
このような配置の人が、人間的に自立していない場合は、世の中の
基準に振り回されて破産することもあります。
自分自身にとって豪華さを感じられる基準をしっかりと煮詰めて
他人に振り回されないことが重要なポイントになります。
両親の愛情に問題が発生し易くなる配置ですから、長期的(キロンの
公転周期は、長い)に取り組む必要があります。
この配置に対してハードアスペクトが多ければ、より高額な予算が
必要になるでしょうし、そうでなければ、それなのにな感じになる
傾向がありますが、ホロスコープ全体をよく読んで決めることを
お勧めします。
一般的に豪華な家は、室内でペットを飼うと汚れたり傷が付くことが
多くなります。
しかし、この配置の中にペットを思い描く人が多いのも事実です。