１枚目のカード
ソードのナイトの逆位置
１枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を表しています。
このタロット占いの中心となる2枚目の「１０」コインのカードと、
3枚目の「３」ワンドのカードを併せて読むと、ムショは、ムショ
だけで扱い切れない影響力を、何らかの生産性に転嫁していくと
読むことが出来ます。
生産性に転嫁していくと書くと、意気揚々というか、積極的に
思えるかも知れませんが、そうせざるを得ないとも言えます。
しかも、3枚目のコインの１０のカードは、逆位置ですから、
上手くクリアしたから、生産性の段階(3枚目のワンドの３のカード)の
状態になるのではなく、そこに至っていないのに、3枚目の生産性を
上げる状態になっていかねばならないと読むことが出来ます。
ですから、1枚目のソードのナイトの逆位置は、何らかの理由で、
美しい人を消す以前に望んでいた軌道に乗れていないと読むことが
出来ます。
２枚目のカード
コインの１０の逆位置
２枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。
ムショは、背後の存在の指示の先を見ながら動いている(コインの１０
の逆位置)と読むことが出来ます。
３枚目のカード
ワンドの３の逆位置
３枚目のカードは、２枚目のカードの先の状態を表しています。
未来のカードですが、今回の問いは、済んだことなので、現在と比較
すると、2枚目よりも先ですが、過去になります。
ボスの裁量に任せた(展望がなく自主的になれないワンドの３の逆位置)
と読むことが出来ます。
４枚目のカード
カップの１０の逆位置
４枚目は、ムショの対策カードになります。
「闇の中で呼吸するように上下運動している何か」は、ムショに
対して例外は、認めない(未達は、許されないカップの１０の逆位置)
と読むことが出来ます。
対策内容としては、「闇の中で呼吸するように上下運動している何か」が
望む形を得るためにボスと話をまとめるしかないでしょう。
５枚目のカード
カップのクイーンの正位置
５枚目のカードは、ボスの本音部分を表しています。
ネガティブに読むと現実的な問題を受け入れない(カップのクイーンの
正位置)と読むことが出来ますが、言い方を変えれば、嫌いな現実を
拒否して損をしても好きなやり方を選ぶ(カップのクイーンの正位置)
と読むことが出来ます。
こうなるとムショが折り合いがつくような条件で「闇の中で呼吸するように
上下運動している何か」が望む状態を達成する必要があります。
６枚目のカード
コインの９の逆位置
６枚目のカードは、ムショの本音部分を表しています。
手段を選んでいる場合ではない(コインの９の逆位置)と読むことが
出来ます。
人によっては、手段を選ばないと言語化するかも知れませんが、妥協の
ニュアンスは、加えられるべきだと思います。
７枚目のカード
月の正位置
７枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。
1枚目から６枚目のカードまでのニュアンスは、まとめのカードが月の
正位置であり、ムショ側がリスクを抱えていたと読むことが出来るからです。
言い方を変えれば、ボスは、５枚目のカップのクイーンの正位置の理由で
強気、折れないからと読むことが出来ます。
ムショにとって、流動的な状態(月の正位置)であり、ボス側は、ボスが
亡くなれば、危険、安全の底が抜ける(月の正位置)と読むことが出来ます。
今の美しい人のソードのクイーン(光)へ
じことじおに通じると思いますが、結果的に、それで停戦ということでしょう。
ただ、カード的には、当時、ボスを完全に敵に回すだけの体力はなく、
負けてもらうという形を取ったと読むことが出来ます。
美しい人を守ろうとしたことは、「「闇の中で呼吸するように上下運動している
何か」」を狙っている連中からみたら、国賊ものだと読むことが出来ます。
しかしボスには、他を守るために折れない一線があると読むことが出来ます。
それは、美しい人が愛した国を本気で狙っている勢力が相手でも変わらず、
ケジメを付けるように迫られたムショは、板挟みということでしょう。
サレ妻が、こういう展開を、どのように思っていたのかは、別問題です。