家族関係の葛藤が暴発する運勢のアスペクト

「ある人の今日について」という記事に

「2、ネイタルのアセンダントとトランジットの土星が

オポジションです。

ネガティブに考え易い時です。

オーブや計算ソフトの設定の誤差みたいなものはありますが、

7月10日辺りから8月20日辺りまでネガティブな

気分になり易い時です。

7月18日と同じくらいのネガティブな気分がまだ続いています。

後10日くらいで少しきつさが抜けます。」

と書きましたが、この運勢には、大切な視点があります。

リンク記事は、ある人の善意に何かしら感じるものが

ある人たちが自由にイマジネーションを広げて欲しくて

書いた記事なので今回の記事と分けました。

ネイタルのアセンダントとトランジットの土星が

オポジションの運勢の深刻な意味は、無意識に家族に

馴染むための顔であるスタイル(アセンダント)を維持することが

嫌になる時期です。

このアスペクトが出来ることと結果的に起こす行動は

また別問題です。

7月18日は、ネイタルの土星とトランジットの冥王星が

コンジャンクションでした。

ネイタルの土星とトランジットの土星は、コンジャンクションを

採用するには、少しオーブが広すぎたのですが、ネイタルの

ホロスコープでは土星と冥王星は、オポジションです。

冥王星は、死と再生の天体ですが、それよりも

アセンダント・土星・冥王星のコンビネーションの問題です。

構成の内訳

Nアセンダント N土星 オポジション

N土星 T冥王星 オポジション

N土星 T冥王星 コンジャンクション

家族問題で言えば、家族にほとほと愛想が尽きる時です。

家族関係による不和、葛藤に心底飽き飽きしてしまう

タイミングになります。

アセンダントは、生きていくために無意識に取る姿勢ですが、

言い方を変えれば生きていくために周囲(一般的に親)から

望まれた姿勢が無意識レベルで染みついたものです。

占星術の象徴だから根拠もなく人に表れるわけではなく

何らかの理由がありますから、このような運勢の時は

このような内面化されたものを修正したいという

願望が働いているタイミングとも言えます。

アセンダントを容姿として考えるのは、このような

振る舞いや習慣の蓄積として表情やファッションのような

見える部分に反映されただけに過ぎません。

きちんとお断りして置きますが、「ある人」がどうのこう

ではなく一般的な傾向として、冥王星の死と再生の

働きが家族問題を極端な形で解決しようとする力が

働き易くなるのです。

ネイタルのホロスコープの第1ハウスに冥王星があったり

火星と冥王星がハードアスペクトだったり、トランジットの

火星がそのような形で関わってきたりする場合は、最悪な形で

暴発する可能性があります。

まとめ

ほとんど2天体だけのアスペクトは、無いのですが

ネイタルのアセンダントとトランジットの土星が

ハードアスペクトだったり、トランジットの天王星、海王星、

冥王星とハードアスペクトの場合は、家族に受け入れて

もらうためにアセンダントの星座(度数の意味含む)の態度を

取ることが嫌になります。

この気持ちがどのように表現されるのか、発散されるのか、

それとも蓄積されていくのかは、他のネイタルのホロスコープの

天体や感受点、トランジットの天体や感受点の組み合わせで

異なります。

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