生まれ変わりたいという願望を持つことも
ありますが、生まれ変わりたい気持ちとは
どういうものでしょうか。
占星術的には、第８ハウスを利用することを
お勧めしますが、第８ハウスを利用する方法が
思い浮かばない人もいるかも知れません。
生まれ変わると言っても、当たり前ですが、
一度死んでしまうわけはありません。
第８ハウスのサインを利用して、自分自身を
再構築することです。
生まれ変わりたいという気持ちの背景には、
自分自身を否定的に捉える気持ちが、一時的に
強く働いている状態になっているだけで、
能力不足でも、魅力がないわけでも、ましてや
全ての可能性を失ってしまったわけでもありません。
占星術的に言えば、ホロスコープの一つの要素だけを
使い過ぎているだけです。
そこで手っ取り早く、生まれ変わるための方法が
死のハウスでもある第８ハウスのサインの力を
利用して、イメージとしての死を受け入れて
リフレッシュすることです。
死を受け入れると書くと怖い感じがしますが、
このような精神状態の時には、第８ハウスのサインが
示す行動は楽しく感じられます。
例えば、第８ハウスが獅子座であれば、
クリエイティブな活動に従事することで、
それまでの自分から離れて良い変化を
促すことが出来ます。
子供の頃、両親の不在がちだったある男性は、
高校卒業と同時に大手出版社に自分の描いた
漫画を持ち込んだ人もいます。
その男性は、漫画家になったわけではありませんが、
生まれ変わったような精神状態にはなったはずです。
そのような気分を味わうために、しばらく本気で
漫画を描いていたという言い方も出来ます。
どれくらい先まで理解出来るかは、占星術の技術や
気持ちの強さ、経験や学習等々、総合的なものが
影響しますが、良い結果を得るために、次に
必要な道が理解出来れば良いのではないでしょうか。
仮に、先の先まで理解したとしても、次のステップの
結果次第でまた次の道は変化します。
生まれ変わりたいという気持ちが強い時期は第８ハウスの
示すサインに一生懸命取り組んでも間違いではないわけです。
生まれ変わたい気持ち一つとっても、強い気持ちが
その人にとって必要な地図を提供してくれます。