記事タイトルは、母親の業の深さから娘が解放される
プロセスですが、ノード軸と水星のスクエアの場合で
水星が海王星とアウトオブサインオポジション
している場合のお話です。
この裏テーマは、父親の不在です。
太陽や土星が弱いホロスコープにになっている
傾向があります。
ノード軸とスクエアの水星を持つ場合は、母親から
ある考え方を植え付けられた状態になります。
もちろん、全てにおいてではありません。
そのほとんどが身内に関わる問題です。
母親の両親(占いの当事者である子供にとっては
祖父母)や身内であったり、夫(占いの当事者である
子供にとっては父親)であることがほとんどです。
そのような子供の母親は、他人についても
その母親独自の見方を述べますが、それを
子供に押し付けるかどうかはともかく
それらが子供の生活に直接的に影響はしません。
その母親の価値観が的外れであれば母親の
言う通りして恥をかくでしょうし、母親の
プライドが高ければ子供が高慢な振る舞いを
することもあるでしょう。
という記事に書いたような双子座が蠍座の影響を
受けて前進(オポジション)するようなすんなりと
いかない形で母親から押し付けられた価値観と
現実のギャップを埋めたり、若しくはそのような
母親から自由になろうとします。
星座の組み合わせがインコンジャクトなのに
天体の組み合わせがオポジションになる
アウトオブサインオポジションは、海王星と
水星の組み合わせが何であれ取りあえず
海王星のイメージの影響を水星が受けて母親が
与えた特定の考え方(ノード軸と水星のスクエア)が
作り出した現実とのギャップをせっせと穴埋めを
します。
これはサイン(星座)の組み合わせがインコンジャクト
であるので普通のオポジションの星座にならない
組み合わせですから、未来を感じているのに
未来には進めずに過去(母親との関係)を穴埋め
するような知性の働きをします。
母親との関係の穴埋め作業は、年齢が幼ければ
そのままの意味ですし、大人に近付けば母親との
関係を維持するための努力になります。
そして本格的に恋愛をする頃には、母親から
離れるために海王星からイメージを借り受ける
こともあります。
しかしノード軸と水星のスクエアが作り出す
母親との関係は、簡単には解消されません。
母親が背負っていたものと同等になるくらいの
考え方が本当に自分の中で育つまでその影響から
離れることは出来ません。
リンク記事では双子座と蠍座のオポジションという
特殊な例(本来なら双子座と射手座がオポジション)を
あげましたが、未来に進みたくても進めない
オポジションのバランスを取る誰か(一般的には
恋人やパートナー)が現れてそしてある程度
本当の前進が蓄積するまで根本的に母親との関係から
解放されることは難しい面があります。
これは父親の影響が母親と比較して弱いことも
ありますが、それだけ母親の抱えている業が
深いからです。