才能を使いこなすことと太陽のあるハウスの関係

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どんなに素晴らしい資質をホロスコープのあちこちに

持っていてもなかなか細やかに使いこなせないのは、

第3ハウスに太陽がないからとも言えます。

ホロスコープのあちこちに様々な長所があるのに

ざっくりとしか発揮出来ずに当たらないと感じる理由は

太陽のあるハウスと大いに関係があります。

言い方を変えれば太陽のあるハウスの性質に沿って

自分自身の様々な才能を使いこなせるということです。

もちろんサイン(星座)も大きく関わってきますが、

同時に扱うと内容が広がり過ぎて収集が付き難くなるので

今回は、ハウスだけでいきます。

分かり易いので芸術的才能を例にします。

まったく同じ才能の配置を持っていても絵画が向く太陽、

彫像が向く太陽、現代芸術が向く太陽、商業デザインに

適正がある太陽等があるということです。

他にも様々な適正があります。

サイン(星座)やアスペクトを加味していくと自分自身が

創造性を発揮するよりも芸術系の教師が向いている

ということもあります。

音楽家でもクラシック、ロック、ジャズ、民謡みたいな

種類の区別ではなく演奏家でもスタジオミュージシャンに

適正があるとか、あくまでもライブ向きとかあります。

こうやって考えるとやはり太陽的な自我は大切です。

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このように書くと自分も太陽が第3ハウスにあれば良かったと

思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、自分自身の

身近な範囲の感覚で考えるか、何かのショックや感動を通して

オポジションの位置関係で考え出すのでいきなり遠くを

見据えてしまって様々な要素を超越して振る舞おうとします。

しかしこのような自我は、上手くいっている時は、良いのですが

リスクと自分自身は、関係がないという態度を貫き続けている間に

まったく手に負えない状態になっていくこともあります。

どのような自我にも積極的に観察していく部分と見ようとしない

ような部分があります。

幸運も不運もセットになっていますから自分自身が望む状態に

向かっていくことが現実的な幸運であると以前書きましたが、

だからこそ、どのような自我を持っていてもそれに合った方向に

進んでいくことが大切です。

第10ハウスリリスを通して考えるリリスの攻撃的な側面

という記事を書きましたが、太陽が第3ハウスにあって

第10ハウスにリリスがあるとリリスの危険性を放置したまま

取り合わないまま自分自身の望む状態に最短距離で行こうと

する可能性が高くなります。

自分自身のやりたいことに集中出来る資質が第10ハウスにある

リリスのリスクに保険をかけることをしないような感じになります。

第10ハウスは、その人にとって具体的な意味での辿り着くべき

場所ですが、自分自身がリリス的要素を持った場所に向かっている

ことを客観的に気付こうとしないのです。

太陽は、観察する自我です。

人は、自分自身が見ている通りに現実を扱います。

これを全て修正することは不可能です。

たまに自閉症やHSP記事を書きますが、これらは個性であって

病気ではないというスタンスです。

そのように見えているものを間違っていると言われるとその人は

生きていけなくなります。

自分自身が見えているようにしか能動的に生きられません。

ただ社会には、優先順位の高い価値とそうでない価値があります。

無理をしてでも第10ハウス的なものを取りにいくのか、

あくまでも自分自身が望む状態(見えているもの)に向かって

いくのか、ここが問題です。

もし社会的な優先順位に振り回されたくなければ第9ハウスが

ゴールになります。

ゴールとして扱うのです。

そうすれば第3ハウスの太陽は、ベストかも知れませんが、

欲張らずにきちんと第9ハウスという個人的な満足で

止まらなければいけません。

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