冷たい心と復讐心の月・火星・土星のコンビネーション

ネイタルのホロスコープだけであれ、トランジット込み

であれ、月・火星・土星のコンビネーションがしっかりと

出来ると、情に流されない冷徹な感じ方をするようになります。

これが攻撃的な方向に向かうと復讐の色合いを帯びる感じに

なる傾向があります。

何もなければ、他者に共感しないという状態と言ったくらいと

表現すれば良いのか、他者との共感する空間の前に、ある程度の

厚みのあるガラスがある状態と言っても良いかも知れません。

このガラスの厚みは、月と火星と土星のアスペクトの作り方や

サイン(星座)の組み合わせによって異なります。

それでも、このようなアスペクトは、火星を含みますから、攻撃に

転じるタイミングが訪れます。

火星のキャラクター(ハウス、サイン、度数、アスペクト等)によって、

攻撃性の表れ方は、異なりますが、このコンビネーションには、

月が含まれていますから、幼児期における何らかのストレスを

読み取ることが出来ます。

この月のストレスの内容が復讐の感覚を作り出しています。

復讐のセンスと言ったら、不適切な表現かも知れませんが、

そのようなものを表しています。

このセンスは、愛(月)の感覚に深い影響を及ぼしていて、復讐心が

働かなくて良い相手を無意識に選ぼうとします。

しかし、それは、愛に対して本気で向かい合おうとしない姿勢

とも言えますし、相手に依存しようとする姿勢とも言えます。

このようなアスペクトを持ったタイプの人が本気になると言うことは、

前述のガラスを壊して生の愛の感覚に触れる体験が必要になります。

その体験をどのような形で得るかは、それぞれですが、その体験を

一緒に行える人が重要なパートナーと言えます。

それは、必ずしも結婚パートナーとは、限らないかも知れません。

何故なら、このようなコンビネーションを持ったタイプの人は、

常に自分自身が本気になることを抑制する傾向があるからです。

本気になると復讐の要素も一緒になって表れるために、本気を

表現するタイミングをかなり慎重に選ぶことになります。

本気とは、心を開くと言う意味であって、全力を出すこととは、

ニュアンスが異なります。

本当は、ある程度、常に心を開かないと成長しないまま、時だけが

過ぎていくのですが(心を閉ざしたままの体験は、得るものが少ない)、

このようなアスペクトを持っている場合は、共感する空間の前に

ガラスが存在するので仕方がないのかも知れません。

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