才能を読む重要なポイント(第2ハウス)

才能があることと、才能を実際に発揮することは、想像

されるよりも、かなりのギャップがありますが、誰でも、

親を初めとする先祖から何らかの才能を譲り受けています。

スピリチュアル的な発想をすると、人は、魂が主体のような

感じがしますが、この世で物質世界の現実を生きるためには、

身体が不可欠です。

第2ハウスは、精神的には、自分らしさを読む重要なハウス

ですが、物資的には、身体に埋め込まれた才能を読むハウス

とも言えます。

例えば第2ハウスが魚座の人であれば、物質的な第2ハウス

(基本星座は、牡牛座)なのに、スピリチュアル寄りと言うか、

雰囲気でお金を使うようなところが傾向があります。

第2ハウスは、才能が生み出す金銭のハウスでもあるので、

稼ぐ(入って来る)と同時に出ていく(消費)側面もあります。

しかし、これは、当然のことです。

人は、自分自身が最も投資、消費するものに対して詳しくなります。

同じ第2ハウス魚座の人であっても、存在としての最終的な選択は、

ホロスコープ全体で行いますから、どのようなものに対してお金や

時間、身体的なエネルギーを消費するかは、異なります。

言い方を変えれば、お金、時間、体力を最も消費している分野に

才能があると読むことが出来ます。

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第2ハウスとオポジションの関係になるハウスは、第8ハウス

(先祖等)ですから、眠っている才能を引き出すには、親や先祖との

関わりみたいなものも大きな要因になります。

何故なら、進歩するには、オポジションの存在や働きが不可欠

だからです。

そこで第2ハウスが魚座の人の先祖は、乙女座的と言うことが

出来ます。

きっちり、かっちりしていて小さなことに、こだわることで

自分自身の境界線の中を常に安全にしようとします。

曖昧な感覚を才能に持つ第2ハウス魚座の人にとっては、そのような

資質は、自分自身の才能を消してしまうように思えるかも知れません。

乙女座的才能は、実務的ですから、魚座の曖昧なセンスをなかなか

肯定してくれないでしょう。

しかし、魚座の曖昧な部分が支えを失えば、社会の中での立場を一気に

失ってしまいます。

第2ハウス魚座には、ある種の芸術的なセンスが眠っていますが、どの

時代も、そのようなセンスを具体的なものにするには、パトロンの

ような存在が必要になります。

パトロンと言えば、大袈裟に聞こえるかも知れませんが、子供が

芸術大学へ進学する費用を親から出してもらったりすることは、

多々あります。

芸術的な活動をされている方でパートナーがいらっしゃる方も

大勢います。

このような場合で双方が幸せになれるのは、双方にとって、その

芸術性が何らかの価値を持つ場合です。

子供が芸術大学に進学することが誇らしいからと言う親も当然います。

それは、それで良いわけで、子供自身が望むのであれば、親が

どのような動機で学費を払ってくれてもスポンサーには、変わり

ありません。

パートナーが様々なフォローをしてくれる場合も同じですが、

パートナーの場合は、その人の芸術的センスにある種のリスペクトが

あります。

近頃、才能と言うと誰かのために役立つ手段ではなく、自立したり、

自由に生きるための武器のように捉えている人がほとんどのように

感じますが、そのような他者を圧倒するような才能を持っている人は、

なかなかいませんし、普通の人が、そのような観点で才能を考えると、

自分らしさ(第2ハウス)の働きは、損なわれてしまいます。

自分自身の才能を使って、どのような人の役に立つのかと考え始めた時に

初めて自由になることが出来ます。

ホロスコープを使って才能を読むときに第2ハウスの支配星は、どこに

あるのか?そして、その天体は、どのようなアスペクトを持っているのか?

と読むことは、誰にでも出来ます。

大切なことは、その才能がどんな人に役立つかです。

この視点で読まないと、才能らしきものは、見えてこないかも知れません。

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