認知症のお婆さんが孫に伝えた白骨化した父親(タロット占い)

1枚目のカード

コインの8の逆位置

1枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を

表しています。

1枚目の「8」のコインのカードと2枚目の隠者のカードを

併せて読むと、コインの8の逆位置が表している内容、

状態を俯瞰してみているまで読むと大袈裟過ぎるかも

知れませんが、それくらい、かなり全体的に見ていると

読むことが出来ます。

見ているのは、認知症のお婆さんであり、このタロット占い

の主体になります。

おばあ様は、何を見ていたのか?

誰かの回りくどい計画・直接的に働きかけない遠回しの努力

みたいなもの(コインの8の逆位置)を見ていた(隠者の正位置)

のかも知れません。

もちろん、これは、実際に目で見ていたわけではないので、

テレビや映画の映像と同じで「観ていた」のかも知れません。

2枚目のカード

隠者の正位置

2枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。

お婆さんと白骨化した人は、ほとんど付き合いがなかった

(隠者の正位置)と読むことが出来ます。

しかし、正位置ですから、何らかの理由で、信用は、していた

(隠者の正位置)と読むことが出来ます。

そして、もう一つ重要なポイントは、隠者のカードの基本的な

意味である精神の探求です。

お婆さんは、認知症を患うことによって、通常の状態から、

かなり自由になっていると読むことが出来ます。

もちろん、自由なだけであって、何かを探究する意思を

持っているかどうかは、別ですが、お婆さんにとって、

大切な人のためであれば、認知症だからこそ、受け取れる

イマジネーションもあるかも知れません。

そのイマジネーションは、隠者のカードですから、仮に

お婆さんにとって自分自身に関わる要素であっても、過去の

欲望みたいなものではないと読むことが出来ます。

そうでありながら、お婆さんにとっては、本質的なもの、

言い方を変えれば、大切な精神的価値のあること、ある

ものでしょう。

3枚目のカード

世界の逆位置

3枚目のカードは、2枚目のカードの先の状態を表しています。

このタロット占いの中心となる2枚目の隠者のカードと3枚目の

世界のカードを併せて読むと、お婆さんは、2枚目のカード解説

で読んだお婆さんにとって精神的な価値のあることに、アクセス

した(世界のカード)と読むことが出来ますが、この世界のカードは、

逆位置ですから、それは、完全なものではないと読むことが出来ます。

変な例えですが、テストで言えば、70点とか、だったのかも

知れません。

お婆さんが、観た(見たではなく観た)内容は、白骨化した遺体の

ことだったと読むことが出来ます。

孫のために、拙い言葉で必死に紡いだ言葉(世界の逆位置)で

あったかも知れません。

70点とは、70点分は、正解だということです。

4枚目のカード

魔術師の正位置

4枚目は、お婆さんの対策カードになります。

お婆さんは、認知症であり、その言葉は、整合性に欠け、

今回の件の孫でさえ、「戯言」と評価しますが、それでも、

やはり、孫に伝えるために必死に言葉にすること(魔術師の

正位置)が対策内容になります。

5枚目のカード

ソードの5の逆位置

5枚目のカードは、白骨化してしまった孫の父親の本音部分を

表しています。

身近な人を信じられなかった(ソードの5の逆位置)と読むこと

が出来ます。

6枚目のカード

星の逆位置

6枚目のカードは、お婆さんの本音部分を表しています。

このお婆さんも、白骨化してしまった孫の父親と同じ人物に

裏切られた(星の逆位置)と読むことが出来ます。

星のカードですから、裏切られたと感じる相手に対する理想

なのかも知れませんが、お婆さんとの関係性を考慮すると、

当然の期待とも言える理想だったのかも知れません。

7枚目のカード

カップの1の逆位置

7枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。

感情的と読み易いカップの1の逆位置かも知れませんが、

必死さ(カップの1の逆位置)と読みました。

お婆さんは、自分自身の見たものを孫に必死に伝えたと読むこと

が出来ます。

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