月と天王星のスクエアが作り出す記憶喪失

ある方のホロスコープを通して読んでいます。

母親から、何か酷いことをされても意識しない

鈍感な状態になれるように自分自身を訓練して

きた結果、記憶が残らないと読むことが出来る

のですが、そもそもスクエアは、強烈な切り替えが

無理矢理生じるアスペクトです。

最も公転周期の短い月と、トランスサタニアン

の一つである天王星とのスクエアであれば、

天王星が唐突に、しかもエキセントリックな感じで

安らぎたい気持ち、甘えたい気持ちを、何らかの

面(サインの組み合わせ)に、強制的にひっくり返して

しまいます。

少なくとも、ひっくり返された瞬間の正しい記憶は、

残らない可能性があります。

その衝撃が酷ければ、ひっくり返される以前、しばらくの

記憶が封印されてしまう可能性もあります。

ここで冷静に考えるべきポイントがあります。

天王星が月をひっくり返すと言っても、現実の世界では、

天王星の役割を誰かが担うということです。

占星術の天体は、何らかの意識を意味します。

自分のホロスコープであれば、その天体や感受点は、

自分自身の一部では、ありますが、その作用を完全に

1人で引き起こすことは、難しく周囲の人が担うことに

なります。

幼児期であれば、その多くは、母親でしょう。

不都合な出来事を記憶として残さないために記憶を

封印する状態を記憶がないと語られるのかも知れません。

しかし気が付いていないわけではないのです。

記憶は、どこかに蓄積されていて、それを意識することを

恐怖で禁止していると読むことが出来ます。

この恐怖は、現実にコミットする時に、Sさんをすりガラス

越しに触れさせることになります。

それは、Sさんが他者とコミュニケーションを図る時の

になります。

スクエアは、確かにいったん停止(4)させてしまいますが、

停止される側とする側の力関係によって、記憶の有無は、

変わるでしょう。

天王星は、分離作用がありますから、母親が子供の月を

圧倒的な力で残酷に引き裂くのであれば、かなりの範囲の

記憶が封印されてしまう可能性があります。

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