村上春樹さんのねじまき鳥クロニクルで井戸に関わる場面があります。
とても長い話なので一切触れません。
あの井戸ですが、村上春樹さんのバースチャートの8ハウスに月が
あるのではないかと想像しているのです。
あと、羊をめぐる冒険の壁抜けも8ハウスの月的なものを感じます。
狭くて暗い空間で次第に濃密になっていく感情の描写は、そのような
バースチャートを持っている当事者としか思えません。
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蠍座の月が死者ともコンタクト出来るような集中力は、
感情を支えるエネルギーを凝縮していくことで、様々なビジョンを
見ることがあるかも知れません。
実体化することは非常に稀でしょうが、視覚化されたように感じられる
レベルは感情を圧縮する力次第では割と頻繁に見られるかも知れません。
作り話と本当の話の違いはフィクションとノンフィクションではなく
誰かが感情まで巻き込んで本当に体験したことかどうかだという
前提であれば、集中力の高い蠍座の月の人が見る映像は、日常とは
違う現実を切り取っていると言えるかも知れません。
労働そのものがリアリティを生む6ハウスの月があるように、日常から
外れたとしても感じられるリアリティもあるので、芸術、芸能、詩、歌等々
様々な手法で掬い取る必要があるのかも知れません。
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