漫画家の瀧波ユカリさんのエッセイの面白さは
金星という愛される天体にある豊富な
アスペクトにあるかも知れません。
金星と火星のスクエアという恋愛の葛藤を
抱えつつも、探求心溢れる初期度数の
太陽サイン牡羊座が、恋愛における様々な
冒険へと飛び込ませたでしょうし、
何よりもそのような金星と海王星、冥王星が
インコンジャクトで、ヨッドを作っています。
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金星と火星のスクエアで恋愛、愛情に関する
問いを自ら立てて、金星と海王星冥王星の
ヨッドで恋愛の道、愛情の道を探求しつつ、
その金星が他人からどのように見えるかが
気になるというか、それが他者からどう見えるか
研鑽を積みながら、自分が立てた問いに
答えているのです。
それはまるで過去にやり遂げた数々の
冒険の記録を回想しながら紡ぎ続ける
冒険家のようです。
エッセイは、これから後に続く愛情における
冒険を志す人たちが、遭難しないための
羅針盤になり得る回顧録のようでもあります。
瀧波ゆかりさんのエッセイの素晴らしいところは、
恋愛だけにとどまらず、愛情全般を照らして
くれているところかも知れません。
このようなことが起こり得るし、私は過去は
こう感じていたけれども、今はこう思うと
展開しながら、「あなたはどう思う?」と
聞いてくるような余白があります。
その余白を埋めるのは、読者の仕事です。
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