年齢や立場や心理的状況にもよるのかも
知れませんが、愛することと愛されることの
程よいバランスを維持するのは大切かも
知れません。
占星術的に言えばサインだけでも12種類の
愛し方、愛され方があります。
例えば金星が山羊座であれば、愛に対して
用心深くなります。
それは愛する時であれば、愛の具体的な目標に
こだわるでしょうし、目指すものが具体的に
なればなるほど真面目になると同時に打算も
自然発生します。
愛と具体的な捉え方は相性が悪いですから
山羊座は疑心暗鬼になり易く、心は頑なになり
自分から甘えることは苦手になります。
そうすると甘えてくれる相手が恋人や
パートナーだと関係が上手くいき易くなります。
自分が相手を守る立場であっても相手を
愛し易いのです。
教えたり導く立場でも同じです。
愛し愛されることを程よく行おうとすると
かなりバランスの良い人格が必要になります。
しかし実際のパートナーシップは甘える役割と
甘えさせる役割が発生し易いものです。
この役割は閉ざされた愛情関係におけるもので
あって、社会的なものではありません。
二人だけの間のバランスです。
愛は生き物ですから袋小路に入り込むと死にます。
まるでお伽噺のように消えてなくなるのです。
甘えられないキャラクターと甘えるキャラクターは
山羊座と蟹座です。
支え合うキャラクターとも言えます。
もしどちらも甘えるタイプであれば遠からず
破綻します。
どちらも甘えられないタイプであればそもそも
交際が始まらないかも知れませんし、始まっても
立ち消えになります。
このようなキャラクターは作ろうと思って作れる
ものではありません。
甘えるタイプの人が妙にしっかりとしている時期は
恋愛は長く続きません。
無理は長続きしないものです。
その恋愛関係を支えていた最初のエネルギーが
尽きるともう再生産されないからです。
お互い努力はしないといけませんが、片方が
押せば片方が引くような相性でなければ
止まってしまいます。
これは甘えるタイプがいつも甘えていて
甘えられないタイプがいつも甘えられない
と言う意味ではありません。
それぞれのキャラクターを担いながら相互に
助けあっているのです。
山羊座と蟹座の関係だと書きましたが、これは
ホロスコープ的にはMCとICの関係でもあります。
MCとICの関係と同じで価値観の交換が成立する
意識空間ではMCとICの意味はひっくり返ります。
甘える役割の人が甘えられない人を甘やかすのです。
甘やかす役割の人が甘えるのです。
愛情関係は一方的では続きません。
他人が見ていない場所で役割はそのままに
甘えたり甘えられたりするのです。
それが出来なければ長期的には続かないとも言えます。
自分自身のホロスコープのどこに山羊座と蟹座が
あるかという考え方もありますが、これは
非常に難しいので、どちらが山羊座的役割、
蟹座的役割と考えるのもありです。
しかし実際はお互いのホロスコープの蟹座の獅子座の
ハウスを意識だけ出たり入ったりしていきます。