ICがカスプである第4ハウスの天体は
精神の深い部分に働きかけることで
自分自身の独自性を伸ばしていこうとします。
このハウスに太陽があるということは
第4ハウスの基本サイン(星座)である
蟹座と似たような意味を持ちますが、
ハウスは実際の現場を表していますから
失敗しようが成功しようがそのハウスの
テーマに沿って活動します。
そうすることでその天体の目的が果たそうと
試みるのです。
そうなるとサイン(星座)は何?ということに
なりますが、サイン(星座)は性質を意味します。
性質ですから感覚的に理解し易いですが、
行動に表すかどうかは別問題です。
そう言った意味では第4ハウスに太陽がある人は
蟹座的価値観を行動に移すタイプの人です。
第4ハウスに太陽牡羊座がある場合
牡羊座の太陽が第4ハウスにある人は
牡羊座の性質を持って蟹座的行動を取ります。
今は物事を始める時、今は育てる時といった
感じで常に半分くらいの力の入れ具合で
物事を扱えれば良いのですが、牡羊座と
蟹座はスクエアな関係ですから、一度に
本気になり過ぎると何もかも壊して
しまいます。
思うように上手く好きなことを育てられない
どころか、興味が無くなったら何もかも
捨ててしまいたくなる自分に引け目や
罪の意識を感じるかも知れません。
単純に牡羊座的性質(太陽星座牡羊座)を
蟹座的活動(第4ハウス太陽)に振り向けると
我慢の連続、ストレスの蓄積になります。
場合によっては自傷行為すら発生する
組み合わせです。
自分の広めたいアイデアを育てていくという
心理的立ち位置に意味を見出せれば
葛藤はかなり少なくなります。
そのように思えるまで試行錯誤があるかも
知れません。
そもそも、もっと良いバランスの取り方も
あるかも知れません。
葛藤が多い組み合わせですが、牡羊座と
蟹座的な働きは成長の流れとしては自然な
ものですから、幸運をつかみ易い面も
多々あります。