ヨッドにも様々な天体が組み合わせがありますが、
土星が三角形の頂点になる場合です。
土星が示す内容は、若い頃は苦手意識を
持ち易い分野ですから、土星の星座やハウスの
象意やテーマが力を持つまで長い年月が
必要になります。
土星の年齢域は70歳まであるので、ある意味
一生成長し続ける大器晩成的なポイントです。
ヨッドの三角形の頂点にある天体は、底辺を繋ぐ
セクスタイルの二つの天体をコントロールしますが、
土星意識は、コンプレックスや他人からは
そのように見えなくても苦手意識を持ち易い
要素ですから若い間はなかなか安定しません。
頂点に来る土星の星座によってその内容は
かなり変わりますが、どちらにしろヨッドは
相反する締め付け(訓練、実際は厳しい宿命)を
持つことになります。
厳しい宿命になってしまうのは、相反する
締め付けが2つ重なることによって
インコンジャクトが一つの場合(インコンジャクト
だけの場合は、締め付けが一つなので努力する
方向性が限定されます)と異なり頑張って
トレーニングすれば何とかなるという
ものではないからです。
それでも相反する要素を交互に受けながら何らかの
特技を身に付けていくしかないのですが、そのような
環境がどのような形でもたらされるかはそれなりに
厳しいものがあります。
実際はかなり厳しい宿命になることもあります。
三角形の底辺に海王星や冥王星が関わる場合は、
土星までの天体が関わるとかなり強制的な被害を
被ることがあります。
逃れられない条件を与えられることで何かを
身に付けることになります。
このことが悲劇なのか、特定の役割を担っていると
考えるべきか正解は分かりません。
与えられた条件がマイナスに働ければヨッドは殺意に
変わります。
何とか乗り越えて結果を出し続けてもそれ以外の
路線に逃れようとすると次第にマイナス要素が
蓄積していきます。
ヨッドが強制する価値から生まれる手法から
離れることはある種の学びや客観的な視点を得ることに
なりますが、やはりヨッドの価値から完全に
離れることはマイナスです。
ヨッドが何をその人にさせようとしているかは
天体の組み合わせだけでなく、星座の組み合わせも
併せて考える必要があります。
ヨッド自体はヨッドの頂点の天体の度数とサイン
(星座)を考慮すればある程度方向性は理解出来ますが
何を役割にするかは、ホロスコープ全体の問題です。
ヨッドの運用には能力が必要ですから、仕事運を
占うようなつもりで第2、6、10ハウスや
天体が集まっているハウスを検討すると理解し易い
傾向があります。