１枚目のカード
法王の逆位置
１枚目のカードは、このタロット占いの過去や動機を表しています。
法王のカードは、強い自己主張のカードです。
カードデザインが示すように、法王のカードの主張には、それを
発する法王と信者側の立場があります。
ですから、夢を見たと主張した人は、何らかの信者側に向かって、
それを伝えたと読むことが出来ます。
この夢が何らかのセラピーのような場で語られたのではなく、
仕事の場で語れた考慮して法王のカードの逆位置を言語化すると、
何らかの利益を優先したと読むことが出来ますし、仕事の関係者に
気を遣った(法王の逆位置)と読むことが出来ます。
２枚目のカード
吊られた男の逆位置
２枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。
吊られた男のカードですから、身動きが出来ない中で思考を
巡らせていたと読むことが出来ます。
簡単に言えば、頭脳労働(吊られた男のカード)と読むことが
出来ます。
１枚目と２枚目のカードを併せて読むと、気になるポイントが
あります。
思考を巡らせた人と夢を見た？人は、異なるかも知れません。
とても分かり難いことを書きますが、吊られた男のカードは、
動けないので思考活動を行うのですが、思考活動は、物ではなく、
見えない空間です。
それを映画のスクリーンのようなイメージで考えると、夢を見た
と言う主張(シナリオ)を映していると読むことが出来ます。
分かり難いので、まとめると吊られた男のカードデザインである
吊られた男のいる空間自体がスクリーンであり、そこに向かって、
「夢を見た」と主張している、させられていると読みました。
だからこそ、美しい人があちこちにお礼にうかがっている、
ということになるのでしょう。
脳内(吊られた男の空間)で、そのようなイメージがあるのでしょう。
そうなると、このタロット占いの主体は、異なることになります。
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３枚目のカード
ワンドの２の逆位置
３枚目のカードは、２枚目のカードの先の状態を表しています。
「２(ワンドのカード)」を大アルカナの４分の１と考えて読むと、
２枚目のカードで浮かび上がった主体が生み出した知恵(２)と
読むことが出来ます。
もちろん、わざわざ、他の三つの元素ではなく、火の元素だから、
ワンドのカードで出て来るのですから、波風を立てるため(ワンドの
２のカード)と読むことが出来ます。
美しい人がお礼を言って回っていると言わなければ、このアイデアは、
意味をなさないのです。
言い方を変えれば、それが言いたかったということです。
そしてワンドの２の逆位置は、目的を他の力(２は、向き合った状態)
を利用して波風を立てますから、「夢を見た」と言わせたのでしょう。
４枚目のカード
ソードの３の正位置
４枚目は、２枚目のカードで浮かび上がった主体の対策カードになります。
何かを妥協して生産性を上げなければならない(ソードの３の正位置)
と読むことが出来ます。
しかし、実質的に、この対策カードは、夢を見た人の対策カードになります。
カードを引く段階の問いの設定と言うタロット占いの手続きの問題も
ありますが、２枚目のカードで読んだ本当の主体の実体部分は、夢を見た人
だからです。
重要ポイントは、何を妥協し、どのような生産性を上げようと
したのか？と言うことになります。
例えば、ちょっとした言葉で、身内をフォロー出来れば、安いものかも
知れません。
５枚目のカード
ワンドの３の正位置
５枚目のカードは、美しい人がお礼言って回っているイメージを
見ている存在の本音部分を表しています。
自分自身が得られた恩恵にほっとしている(ワンドの３の正位置)
と読むことが出来ます。
６枚目のカード
女帝の逆位置
６枚目のカードは、夢を見た人の本音部分を表しています。
生産性を２枚目のカードで発見した主体(５枚目のカード)の
存在に対して依存した(女帝の逆位置)と読むことが出来ます。
この内容は、４枚目のソードの３の正位置の何かを妥協して
目的を達成したという読み方と噛み合っています。
７枚目のカード
ソードのキングの逆位置
７枚目は、このタロット占いのまとめ的なカードになります。
利益を優先した(ソードのキングの逆位置)と読むことが出来ます。
選択出来る状況でない(ソードのキングの逆位置)とも言える
かも知れません。
今の美しい人のソードのクイーン(光)へ
夢をカードで読むと言う占いとして、とてもユニークなものに
なりましたが、案外、まとまったカードが現れて驚いています。