命に翻弄されることで愛を感じるタイプの人

アセンダントに強いアスペクトが多いタイプの人は、

生命力を細いノズルが放射するような激しさを

求めるかも知れません。

水を流すホースを様々な形に何度も折り曲げると、

水は、なかなか出て来ません。

真っ直ぐに伸ばされたホースであれば、水は、穏やかに

流れますが、幾重にも複雑に折られたホースの中を水

(生命力)が流れることは、疲れていると困難に感じられる

でしょうし、元気な時であれば、とても勢い良く流れる

でしょう。

そして出口からどのような方向に水が飛んで行くかは、

自分自身も周囲の人も、なかなか予想出来ないかも

知れません。

折れ曲がったホースは、水圧が高まった水があちこちに

滞留しています。

調子が良い時に、それを吐き出すことが出来れば、楽に

なると同時に、ある種の気持ち良さと、何らかの喪失感を

味わうことでしょう。

その時々で気持ち良さが勝ったり、喪失感が勝ったりする

ことになりますから、毎回、アグレッシブに取り組むことが

正解とも言えないかも知れません。

それでも、生きている限り、生命力を吐き出さなければ、

破裂してしまいますから、このような個性を否定することは、

出来ないと言えるでしょう。

言い方を変えれば、生まれて来る前から、複雑な思いを

沢山抱えていたのかも知れません。

その思いが生命力が滞留するポイントとして、言葉の代わりに

記憶されて生まれて来たのかも知れません。

そう言った意味では、アセンダントのアスペクトが複雑な

タイプの人は、スピリチュアルタイプの人なのかも知れません。

自分自身の意思でも気持ちでもなく、命という水の記憶を

自分自身を通して流し出すことに翻弄されるのかも知れません。

水圧の強過ぎるホースが地面で、まるで生き物のように

暴れるように走り回るのかも知れません。

しかし、それは、決して不幸なことではなく、過去の自分自身が

どうしても遺したかったものと出会うプロセスだと思います。

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