第12ハウスの月のリアリティ

バースチャートの第12ハウスに月があると、

気持ちの所在が怪しくなりますが、

それは感情が無いのではなく、

気持ちの輪郭が曖昧なためにそれを把握

し辛いことが原因です。

生きている人間にとって自分の気持ちが

明確でないということは

少なくとも快適な状態ではありませんし、

非常に生き難いと感じるのが

普通かも知れません。

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その理由は気持ちの輪郭が不明瞭であることから

生じるリアリティの欠如によるものです。

そうなってくると生きるために必要な

現実的な行動に魅力というか

必要性を感じることが難しくなります。

現実にリアリティを感じられないからなのです。

見方を変えれば欲が無いとも言えますが、

それは現実寄りの気持ちから見た評価であって

第12ハウスの月に欲が無いのではなく、

自分の欲を認識する力がなかったり、

認識出来ても大き過ぎる欲は支えることが

出来ないからです。

この大き過ぎるという認識は、

あくまで第12ハウスの月の見方であって

他のタイプから見れば普通の欲の大きさです。

それを支えきれなければ自分一人では、

一般的な生活を支えることは

不可能になります。

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第12ハウスだからという理由で現実の雑事を

無くすことは出来ません。

第12ハウスの月の脆弱性に負けずに

前向きに生きるためには、現実と繋がる方法を

構築することです。

現実とどのように繋がることが、本人にとって

最も効率的なのか、ということです。

それが難しいからこそ第12ハウスなのですが、

大切なポイントは動機です。

現実的必要性や欲ではなく、

その行動を「祈り」として位置づけるのです。

祈りは人間から欲望を抜いた後に残る

最後の本能です。

第12ハウスに浮かぶ天体の寄る辺なさを

現実に引き戻す心の姿勢は無自覚であればあるほど

激しい渇きであったり、救いを求める気持ちで

あるかも知れません。

その極端な弱さと引き換えにしてまで

割に合う現実は存在しませんが、

だからといって、そこで行動を止めれば

生きてはいけません。

生きていけないからこそ、第12ハウスの月は

誰かからリアリティを借りてきます。

実際は、借りるという能動性も無く、

ただ影響を受けているだけかも知れません。

もし、第12ハウスの月の人が能動的な選択を

したいと望むなら、現実の行動を祈りに

するより他ありません。

そうなると、多くのことは出来ないかも

知れませんが、生きることに意味がないと

いうことにはならないはずです。

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