の山羊座です。
山羊座のサイン自体が、現実に対して
合わせてしまうので、自分を抑圧する方向で
意識を統合していきます。
それは、現実において確かなものを
求める正しい姿であって、とても常識的です。
どのような経緯で、そのような態度を
目指すようになったとしても、形としては
非常に正しいのです。
現実に適応することが、精神の健全性を表す
物差しだとすれば、山羊座は間違いなく
ナンバーワンのサインです。
山羊座的な抑圧が作り出す闇は、社会参加する以上
大なり小なり、どのサインも背負うしかありません。
それを拒否するには、権力を握ることで
自らを治外法権に置くくらいしか手立てが
ないのが、現実です。
ただ、このような資質が恋愛に向けられると、
金星サイン、火星サインの部分で好きに
なったとしても、疑い深い視点がどうしても
消えません。
それは、自分自身のナチュラルな部分、
生身な部分に自信が持てない、抑圧的な
傾向があるからなのですが、自分に実感が
持てないことは、恋人やパートナーの好意も
今一つ信用し難いのです。
単純で明るい精神性を信じられないからこそ
地位や権威に憧れるのですが、そのような
ものは、簡単に手に入りませんし、手に入れる
過程で、余計に分別臭くなってしまうので、
恋愛のようにあやふやなものに対しては、
非常に懐疑的になります。
ただ、他の天体の組み合わせによっては、
恋愛志向の強い山羊座の人もいるので、
そうそう単純ではありません。
かと言って、恋愛自体を目的化するのは、無駄に
感じるでしょう。
極端な話ですが、結婚を意識出来る相手、
または結婚前提か、心の通わない体のみの関係か
と割り切って考える側面もあります。
無駄というよりも、曖昧な関係に耐えられないのが
山羊座かも知れません。
疑い深さと確かさを求める気持ちは、表裏一体なので
このバランスの取り方次第で、心の闇の
影響が、どう作用するのかは変わって来ます。