先ず、最初に被害者生徒のご冥福をお祈りいたします。
1枚目のカード
コインのペイジの逆位置
1枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものの
過去や動機の部分を表しています。
加害生徒の過去の心理状態ということになります。
コインのペイジの逆位置ですから被害者生徒は、傷付かないと
分からないと感じていたと読めます。
2枚目のカード
コインの1の正位置
2枚目のカードは、このタロット占いの中心となるものです。
加害者生徒のある時点の心境でしょう。
コインの1の正位置ですからやってみたかったことが出来たと
読むことが出来ます。
小アルカナのスートの「1」の本質としては、まだまだ始まった
ばかりですから、コインの1の持つ実際的な満足感が
今後も続く保証は、ありません。
「9」の満足感とは異なります。
実際的なタロット占いでコインの1は、達成した喜びのように
表現されますが、「1」ですから、全体の一部に着手したに過ぎません。
加害生徒がこの流れの全体を経験するのは、これからです。
3枚目のカード
カップのキングの正位置
3枚目のカードは、2枚目のカードの未来を表しています。
時間の幅は、ケースバイケースです。
近い未来もあれば遠い未来もあります。
カップのキングですから加害生徒が周囲を動かす(振り回す)と
読むことが出来ます。
4枚目のカード
力の正位置
4枚目のカードは、加害生徒の対策カードになります。
力の正位置ですから、事件の背景やカードの流れを併せて読むと
絶対に諦めないということでしょう。
これは、強い意思です。
力のカードの一つの前の運命の輪が示す新しい境地(勝手な基準
ですが加害生徒の忍耐の限度を超えたということでしょう)に
対して力のカードデザインの人間(女性)が自分自身で判断で
ストーリーを作ったと読めます。
この人間(女性)は、当然、加害生徒になります。
5枚目のカード
ワンドの2の正位置
5枚目のカードは、被害生徒の深層心理を表しています。
ワンドの2の正位置ですから自分自身がコントロールする側に
就きたいということでしょう。
中学生であればどちらが上なのか下なのか、様々な局面で
試す年頃です。
そのような感情は、本来、遊びを通して極端に傷付かない
程度に行われるものであって、このような結果になるのは
特異なことなのか時代の影響なのか理解しかねますが
常識的な範囲の中での少年期特有のものだと読みました。
6枚目のカード
カップの4の正位置
6枚目のカードは、加害生徒の深層心理を表しています。
6枚目のカードが、カップの4の正位置で、ほっとしました。
やり遂げたものの自分自身の状況に対して不安を
感じていると読めるからです。
7枚目のカード
カップの8の逆位置
7枚目のカードは、このタロット占いのまとめ的なカードになります。
カップの8ですから気持ちが凝縮した状態です。
それの逆位置ですから否定的な気持ちが凝縮されていると読めます。
自分自身は、大切にされてないという感情を強く持ち易い傾向が
加害生徒にあるのかも知れません。
「8」は、どのような小アルカナのスートであってもあるポイントを
超えると爆発します。
カップは水の元素であり感情ですから、怒りとなって感じられたの
かも知れませんが、次の「9」は、それまで自分自身が作り上げた影響を
引き寄せる段階になります。
大切にされていないという認識が改めることが出来れば自分自身の
行ったこと過ちに気が付けると思います。
それが出来なければ、最終的に今のままで満足を感じられるような
状態を作ろうとするでしょう。
それは加害生徒にとっても不幸なことですし、被害生徒に対して
悪いことをしたという感情を持ち難くなります。