愛と月星座の関係

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占星術において月がとても大切な存在

であることは浸透していて今さらですが、

恋愛や愛情はもちろん最低限幸せに生きる

ために月は大切です。

人は何かしら自分の欲しいものをつかむために

日々努力しています。

私は何も欲しいものは無い、今のままで良いと

思っている人も今あるものを失えば自分が

何を大切に守っていたかが理解出来ます。

意地悪な書き方をしましたが、このような

表現のもう一つの意味はそのような人は今

満たされているということでもあります。

恋愛依存症で苦しむ人がいます。

恋愛好き(金星)は楽しいのに恋愛依存症が

苦しくなるのは自分のケアに必要な時間や

エネルギーまで恋愛相手やパートナーに

注ぎ込んでしまうからです。

そもそもの問題として恋愛依存症になる人は

月(気持ちや身体)が破れていて普通の人よりも

エネルギーがあまり蓄積されていません。

ではリア充な人の月が破れていないかと言えば

そんなことはありません。

月星座それぞれに特有の破れがあります。

だからこそ相性が大切になるのですが、幸せな人は

自分をケアする時間やエネルギー、そして学びを

大切にしますから月の破れが良い方向に働きます。

「月の破れ」と表現していますが、これは欠点という

意味ではなく月の構造的なものです。

私たちのホロスコープの中にある月は、どのような

月であれ何かが不足しています。

カテゴリーの先頭に置いている月と冥王星のコン

ジャンクションは、大きな不足を抱えている月の

代表格でしょう。

しかし最終的な幸運の受け皿(人間関係)であり、

社会的な成功、不成功に関係の無い幸せを支える

月(星座)は、その不足した部分をそのままには

出来ません。

そのままでは苦しくて生きていけません。

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子供時代に適切にその不足部分を埋めてもらえ

なかった人は激しい飢餓感に苦しみながら

大なり小なり様々な無茶をします。

そして無茶に応じて自分を損ないます。

だとしても月が持っている空白部分は欠点では

ないのです。

空白部分があるからこそ人と繋がろうとします。

月に空白があるからこそ飛び抜けた才能に

恵まれた人も美しさで仕事が出来る人も

そうでない人も恐ろしくお金持ちの人も

そうでない人も人として平等です。

同じ様なことで喜び苦しむということです。

月の空白部分を丁寧に扱わなければ根本的な

不安に苦しみます。

それは幸せとは言えない状態です。

何よりも月の空白部分が無ければ私たちは

どこまでも自分の欲望の実現を求め続ける地獄に

陥ってしまいます。

自分の持っている条件を駆使して何をしようが

まったく困らなくなるのです。

月の空白部分は大切にされなければ心の闇になります。

特に男性はケアする気持ちや意識が女性に比べて

少ないですから空白部分を無い様に扱うことで

破廉恥な犯罪を犯して社会的な地位を失う人

沢山います。

先日も東大生が3度目の痴漢で逮捕されて実名報道

されていました。

1度目で退学になっていないのが不思議ですが、

今度こそ退学処分されるかも知れません。

沢尻エリカさんは月が抱える不足を中毒で無きもの

として扱っていたという言い方も出来ます。

月の空白部分は数字で言えば「0」みたいなものです。

無を数えることは不可能ですが、無(0)が無ければ

どこまでも成長することが出来ません。

壊れた機械のように1から9までの間をグルグルする

だけかも知れませんし、どんなことに取り組んでも

どれだけ努力しても9まで到達したら全てが崩れる

地獄のようなことになるかも知れません。

しかし実際は空白部分「0」があるお陰で、どこまでも

成長することが出来ます。

次の次元に到達することが出来るのです。

一番分かり易いのは個人で事業を立ち上げて世界有数の

企業に育て上げていく人たちです。

しかしここで伝えたいのはそんな特別な人たちの

ことではなく、例えば恋愛依存症に苦しんでいる状態から

少しずつ自分の心を取り戻すステップ(0)を積み重ねて

トータルに幸せになっていくことです。

様々な面をどれくらい必要とするかは本当に人それぞれです。

社会的な成功モデルには一定のパターンがあるかも

知れませんが個人が幸せに生きるスタイルは人の数だけ

違いがあります。

このような幸せを伸ばしていく繋ぎ目には、必ずその人の

月の空白部分、つまり心の空白部分(0)があります。

占星術的なものはこの「0」をどのように扱えば良いのか

知るために見える部分(ホロスコープが表す内容)を

読んでいるとも言えます。

ですから本当に大切なものは太陽が何座とか月が何座

といったような一つ一つの要素ではなく、それらが

有機的に繋がって埋めようとしている空白部分です。

ただ「0」、つまり空白には何も書いてありませんから

書いてある要素から空白を読む必要があります。

空白部分(0)を何度もくぐり抜けていくことで

自分が思っていたよりも感動的な体験が何度も出来ます。

その空白部分、「0」を月の欠けた部分として

意識するのは普通は無理です。

ケアが足り無くなってエンプティになり始めて段々と

居心地が悪くなることで気付きます。

月の空白部分(0)、心の空白部分(0)はホロスコープで

言えば第12ハウスに表されます。

第12ハウスを心の空白部分という視点で読んだり

奇跡を起こして次のステップに飛び込んでいくポイント

と読んだり、無限力の源として扱うのはそのためです。

第12ハウスを使った幸運術をいくつか書きましたが、

現実に作用させるためには月(気持ち)という支点が

必要になります。

気持ちが強くなければ現実を変えるような具体的な

作用点を作り出すことが出来ません。

恋愛依存症の解決にしては話しが反れたような感じが

しなくもないですが、全ては根っこで繋がっています。

空白部分(0)を愛と呼ぶ人もいれば悪魔、地獄と

呼ぶ人もいますが、無がどのように映るかは

その人次第です。

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