自閉的なホロスコープを解明する実例(育て直す技術)

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自閉症のホロスコープについて(HSPも含む)

ついて書いた記事が思ったよりも読んで頂けたので

更に詳しく書いてみます。

自閉症に限らずHSPのようなある種の感じ易さまで

柔軟に考えて頂けると嬉しいです。

この記事の最後の方に書ける範囲で実例を書いています。

この内容は自分を育て直す方法にもなります。

第12ハウス絡みの働きは、外に向かって表現されず

その人の内界での出来事としてのダイナミズムを

持ちますから第12ハウスに天体や感受点が

多かったり、第12ハウスの支配星が緊張状態に

あるとエネルギーが内側に向かう傾向があります。

ここで一度要点をまとめます。

(1)、第12ハウスにある天体

1、リンク記事で書いたような第12ハウスにある天体が

アセンダントを通過するタイミングで内面に侵入した

イメージの内容とそのインパクトです。

これはソーラーアークで占えます。

2、そもそもの第12ハウスにある天体は、それらの

天体を支配星とするハウスの関心やバイタリティーを

第12ハウスに引き込んでしまいます。

(2)第12ハウスの支配星のあるハウス

第12ハウスの支配星が入っているハウスは

第12ハウス的ニーズをそのハウスの環境で

満たそうとします。

するとそのハウスに関わるようなアクションや象意に

関して自閉的なものを好むことになります。

この程度によって自閉症と言われたり一般的な

環境に違和感を覚え易くなります。

この違和感が大きくなり過ぎると日常生活が大変です。

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ここからがリンク記事には書かなかったポイントです。

第12ハウスにある天体や支配星はMCやICと

言った親を表す感受点とアスペクトはあるでしょうか。

生きることに対して息苦しさを感じる場合に

月と冥王星のコンジャンクションや太陽と冥王星の

スクエアを指摘されることがあります。

だからと言ってそのようなアスペクトが自閉的な気質を

作り出すとは限りません。

それはそれらの天体がどこのハウスにあるかという

問題もあります。

第12ハウスにある天体や第12ハウスの支配星が

MCやICとアスペクトを作っている場合は、

その自閉的な状態や気質が父親若しくは母親との

関わりや相性に理由の一部があることを示しています。

一般的にMCが父親でICを母親と考えますが、実際は

それぞれの両親の関係性の問題であって、どちらが

どちらを表すかは流動的なので、両方の可能性を

考えた方が良いです。

親子関係を改善して運を上げる方法(親の生まれ時間の推理)

という記事に親との相性を考える段取りについて

書いています。

親との相性を通して自閉的になっている理由が理解

出来るようであれば、それほど深刻ではないとも言えます。

もちろん、親の言動がどれだけ深刻に自分自身を

傷付け抑圧していたかに気が付いて狂気的な感情を

抱くこともありますが、それでも何故自分自身が

自閉的であったり、HSP的気質で生き辛かったのか

自覚出来れば良い方です。

問題は時間をかけて親との相性をどれほど探っても

何一つ思い当たることが無かったり、又は子供の

問題でああれば想像することも出来ない場合は

先天的なものの確立が高くなるので対処が難しくなります。

それでもMC、ICといった感受点とアスペクトが

あるならば、第10ハウス(MCは第10ハウスのカスプ)や

第4ハウス(ICは第4ハウスのカスプ)の象意を通して

何度もイマジネーションを広げることをお勧めします。

内面の問題は見えないダイナミズムに支配されて

いますから、自分を取り巻く現実的な事象に捉われずに

イマジネーションの世界で第4ハウスや第10ハウスの

象意を自由に動かすことで気付けるものがある

かも知れません。

実際に強過ぎる出世欲が自分の可能性を試せないという

自閉的な理由に気が付いた人もいました。

この方はMCとアスペクトがある海王星が第12ハウスに

ありましたから、親の影響が抑圧的に働いていました。

その方の家庭は母親主導であり、様々な意味で母親が

MC的な立場に立っていました。

その母親の実際の価値観がかなり具体的な欲望(家や自動車)

と言ったものであり、その影響に強く晒されていました。

何故、その人が自閉的な状態になっているかということを

ホロスコープを通して考えることは、かなりの手間と

仮説を立てながらホロスコープを組み立てていく能力と

同時に当事者の正直なフィードバックが継続しなければ

難しいものがあります。

このような手間をかけてまで本当に自分の心を知りたい

場合は、占星術的な知識や解釈は詳しい人に教えてもらい

ながらで良いのですが、あくまでも自分自身が主体に

なって仮説を立て検証していく姿勢が必要です。

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