愛の価値と月星座

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月星座は常に不足分を満たすための言動を

必要としています。

不足分を満たすための言動は、その月星座にとって

適切な愛情を意味します。

それは相性の良くない月星座同士であれば、

何故それが愛を伝える言動なのか分からない

ものだったりします。

しかしその人に必要なものが愛情ですから

愛に関して頭で考えても意味はありません。

必要とする愛情をしっかりと与えられて育った人は

愛情に関するアンテナ、受け取り方、ある程度自分で

自分を満たすルーティン等々、他にも特に親しい関係や

結婚生活で必要となる愛情パターンを身に付けています。

一定の年齢になったり若くても自立心旺盛なタイプの人は、

このような愛情は何らかの対象や相手に与えることでしか

得ることが出来なくなります。

一方的に愛を与えられるのは恵まれて生まれた

幼児さんだけです。

子供時代に恵まれないとこの一方的に与えられる機会を

喪失し常に愛に値段が付く人生を送ることになります。

そして愛が欲しくてたまらない時ほど誰かの犠牲に

なります。

愛情に飢えているからです。

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しかし子供時代に適切な愛を与えられていても

そうでなくてもある程度の年齢になれば

無条件の愛はありません。

これは厳しいのではなく当たり前のことです。

受け取るだけの愛は甘え若しくは横暴です。

それでも愛に飢えていれば愛が欲しくなります。

そうなると太陽星座と協調して適切な行動を

選択するしかありません。

自分自身(月星座)を濫用せずに社会(太陽星座)を

通して月を満たすのです。

この自覚があるとないのとでは大違いです。

愛に飢えていると月星座の感覚が壊れていますから

自分を濫用したり、頑張り過ぎたり、誰かの言いなりに

なったり何かの中毒になりがちです。

適切に満たされるポイント、自分の能力や周囲の環境等々

常に適切なバランスを意識的に取る必要があります。

自分の理性(太陽星座)が自分自身(月星座)のニーズを

軽く扱ってはいけません。

このような態度の延長に虐待があります。

太陽星座と月星座の組み合わせが多少難しくても

まずは月星座を満たすことが全ての前提になります。

それはきちんと眠ること食べる当たり前のことと同じです。

先ずは情緒的なニーズを満たす時間、労力を

きちんと段取りする必要があります。

愛に関する満足感に特別なことは一切必要ありません。

太陽星座が描く理想はその土台の上に成り立つものです。

ただ愛に値段が付く年齢になった場合は、その対価を

自分の能力で支払う必要があるというだけのことです。

愛に対価を払うという意味は、自分で自分を愛せるのか、

太陽星座を通して月星座を大切に出来るのかで

まったく異なるものになります。

ですから、占星術的に愛を考える場合は、最低でも

太陽星座と月星座をセットで考えることをお勧めします。

そして太陽と月の中間度数(ミッドポイント)は、

その人の生きるモチベーションが上がるヒントです。

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