彼の物語(母親)

こんにちは。

毎日、彼のホロスコープやカードを見ていて思い始めたのは、

実は、深層心理の真ん中くらいのところでは、母親を

嫌いだったのでは?と感じ始めています。

(深層心理は、一つではなく限りなく多層的に展開している

と考えています。)

彼のチャーミングなキャラクターが不自然に固くなるのは、

そのような部分にあるからのような気がします。

もちろん、深層心理のもっと深いところでは、母親に対して

どのように感じているのかは、分かりません。

でも、何らかの、ネガティブな感情部分が彼を困難から

逃げ出さずに、死まで向かわせた気がします。

ある種の極端な潔癖症が、どんなに危険な状況でも、折れない

キャラクターにさせた気がします。

何もかも抱え込んでしまったのは、愛と憎しみで挟まれて

動けなくなってしまったのかも知れません。

彼の夢を見たと言う人の多くは、ネガティブな要素が含まれます。

このネガティブな要素は、彼の深層心理の一部と呼応している

からではないのか?と感じるようになりました。

ですから、ホロスコープを確認させて頂いています。

不思議なことがあります。

彼を好きな人たちは、彼のホロスコープの重要な部分とやはり、

相性が良いのです。

多くのソードを頂く機会があっても、ネガティブな夢を見たと言う

お話を誰の口からも、そのような人たちからは、まだ聞いたことが

ありません。

そもそも、このブログは、愛について扱うため始めたものです。

今でも、トップカテゴリーは、月と冥王星のコンジャンクションです。

誤解を招く表現を敢えてそのまま書くと、月は、人を不幸な状況に

陥れます。

それと同時に、この世に生まれて来た方向性に誘います。

月もノード軸も因縁と言えるかも知れません。

しかし、その道を歩くのは、その人の太陽星座のキャラクターです。

彼は、太陽の下へ、出ようとしていたと思うのです。

やっと太陽の下へ、出られるタイミングが来たはずだったのです。

何もかも振り切って、無邪気な魂に相応しい環境へ飛び込んで

いくつもりだったのです。

このブログは、一度、ブログ自体を削除したり、3千記事くらい

記事を削除したこともあります。

その中には、巧妙な犯罪と同じような虐待の手口の記事も、それなりに

多くありました。

彼がなかなか心を開かなかった理由には、被虐待児と同じような

心理的防衛を感じさせます。

それなのに運命は、彼に多くの人の前に立つことを要求しました。

しかし、その運命が要求したものは、黒王子としてでした。

この世界では、黒王子が陽の当たる場所に立ち、無邪気な魂は、

闇の世界に捧げられてしまいます。

これは、スピリチュアルでも何でもなく、この世の様々な生き物の

運命です。

どんな生き物でも保護の対象が無ければ捧げものになってしまいます。

彼は、同じ生きるなら、同じ運命ならば、せめて、自分自身の能力を

太陽の下で使う人生を選ぼうと思ったのです。

そこには、真っ黒な母親のいません。

彼は、父の息子でした。

偽物の父親を与えられ、真っ暗な世界を散々見せられた彼は、

死ぬほど頑張って、やっと、本当の父親を見出したのです。

彼は、無意識にずっと希望(本当の父親)を探していました。

そこには、父の息子である彼自身がいました。

太陽の下で生きていくことに、死ぬほど憧れていました。

しかし父の息子も息子の父も、闇に飲み込まれていったのです。

闇に食われないためには、父親は、大切です。

父親を見出せなければ、ただの肉にされてしまいます。

彼は、父親の息子であるはずのもう一人の自分自身を

探し続けていたのです。

彼のタロット占いの太陽のカードの双子は、母親の息子

である自分自身と父親の息子である自分自身です。

sponsored link
error: Content is protected !!