躁鬱な状態と第2ハウスの火星(無理しない火星の使い方)

躁鬱な状態と表現していますが、躁鬱病という意味では、

なく、心が不安定になり易い時がある、くらいの柔らかい

程度のつもりで書いています。

アセンダントは、重要な感受点になります。

恋愛で傷付くことが怖い理由とascと月のスクエアという

解説を書きましたが、だったら、第2ハウスから第12

ハウスのカスプも、それなりに重要なのでは?と質問を

頂きました。

アセンダントは、IC,ディセンダント、MC(四つでアングル)

とまとめて、重要なポイントになります。

天頂、天底、地平線、様々な解説がありますが、立体の

球体を平面にしたのがホロスコープになっていて、特に

重要なポイントがアングルになります。

そういう違いは、ありますが、他のそれぞれのハウスの

カスプも読む(考察)する価値は、当然あります。

例えば、第2ハウスのカスプがサビアン度数牡牛座14度

であれば、才能を発揮してお金を稼ぐときに、無理を

してまで野心を燃やすことを怖がるようになるかも知れません。

もちろん、何が、どの程度で、自分自身のキャパシティー

以上に負担が大きくなってしまうのかは、何回か失敗して

みないと分かりません。

この失敗がかなり、心の痛手として残るのが、サビアン度数

牡牛座14度という言い方が出来るかも知れません。

牡牛座としては、自分自身が望むことに対して、黙々と頑張る

だけかも知れませんが、その結果、壁みたいなものを経験して

自分自身にとって、無理のない範囲を大切にするようになる

様な能力の発揮の仕方を望むようになると言えます。

ホロスコープ全体を読む場合には、何故、そうなってしまうのか

を読んでいくことが重要なポイントになります。

もし太陽のサインが山羊座であれば、山羊座の度数やアスペクト

によっては、プライベートと社会的な立場の顔がまったく異なる

ことによって、プライベートの時間(人間関係や空間等にエネルギー

を割く)を確保するために、ゆとりのある状況が必要になることも

あります。

このようなタイプの人であれば、どちらの側面も余裕があることで、

両方とも上手くいき、頑張り過ぎたり、結果に執着し過ぎることで

仕事もプライベートもギスギスしてしまうかも知れません。

少し、深掘りすると、このようなカスプの第2ハウスの中に、

サビアン度数牡牛座28度の火星を持っていた場合は、それまでの

状態に飽きてしまい変化したがる能動的行動パターンを持つことに

なってしまいます。

第2ハウスの雰囲気(カスプ)を、壊しかねない火星意識を持っている

ことになりますから、余計に、火星を使うことが怖い体験をして

しまうでしょう。

普段は、火星を封印するような感じになってしまいますが、いざ

という時や火星期の年齢になると、ほどほどは、難しくなります。

言い方を変えれば、ほどほどの意味が定期的に変わるとも言えます。

能動的な要素が、四六時中働くのは、躁鬱の躁になりますが、

能動的な要素を恐れて、自分自身に必要なスパン以上に封印すると

躁鬱の鬱になってしまいます。

ホロスコープ全体や親子関係によっては、愛されるために火星を

封印されている可能性もあります。

親バカも困りますが、子供に悪感情をダンプする親子関係も厄介な

ものになります。

今回の例の場合であれば、適切な火星の使い方に慣れることで、

躁鬱から解放されると読むことが出来ます。

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